金属バット

なぜM-1に出るんだろうか。


増谷キートン
なぜR-1に出るんだろうか。
詳しく知らないが、本気の運営批判だったのだろうか。

やっていることは完全にインディーズなのに。

インディーズの自覚がないのか、ほんとに売れると思っているのか。

いや、金属バットは売れる可能性ありそうだけど、
あの芸風と言うかキャラで、賞レースを取ろうとしてるって、個人的には少し冷める。



例えばハードコアバンドが、紅白を目指すだろうか。

もちろん好きな人にしたら、ハードコアバンドが紅白やMステに出る日が来たら面白いと思うかも知れないけど。
そーなると離れていく人だって少なくないと思う。

でも彼らは吉本だ。
吉本に入っているって事はやっぱりメジャー思考で、売れる気があるって事か。
ハードコアバンドがavexにデモは送らないだろうから。




食っていくということ。



大人になって、サッカーやってますって言うと、
フットサルですか?とか、月に何回くらい?とか聞かれると思う。

バンドやってますって言うと、
有名になる前にサインっもらっとこうかな?と言われる。
フットサルや草野球感覚だとは思ってもらえない。

きっとお笑いもそうだろう。

趣味でお笑いをやる事が浸透していないから。
草お笑いって言葉がないからだ。
最近はフリーの芸人も多いようだが、やはりお笑いをやるには事務所に所属することで、趣味でお笑いをするのは難しいのだろう。


食っていくということは、求められている物を提供する事だ。相手が満足する物を作る事で、自分が満足する物を作る事ではない。
中には幸運にも、自分の満足する物と相手の満足する物が一致する人はいるが。

もちろんこだわることは大切で、自分にしか無い、自分にしか出来ない物を探す事は素晴らしい。
でも人と全く同じことをして食っていくのも素晴らしい。

食っていくということはそれだけ大変なことだ。


金属バットは、そこを諦めてはいないのか。
食えなくても自分達の満足する物を作る方の人達ではないのか。リットン調査団側の芸人ではないのか。


売れそうではある。
売れそうではあるが、売れようとはして欲しくない。

個人的で勝手な意見ではあるが、M-1にさえ出なければ、すごく好きなコンビである。