洋楽から年寄り臭い話

洋楽はそんなに好きではない。


本当に限られたバンドしか聴かない。
高校を卒業した頃に発売されたRANCIDの6枚目以降、新譜はおそらく買っていないと思う。


そんなに好きではないし、そんなに掘ってもいないので詳しくもないが、
それでも今年2019年は来日がかなり多く目につく。

何かあるんだろうか。
今まで特に気にしていなかっただけで毎年これくらい来ているのか。


The Dickiesやら、VitaminXやら、DESCENDENTSRANCID、さらにはBLACK FLAG初来日ですって。
SAM41って久しぶりに聞いたね!
FISH BONEってまだやってるんだ!
napalm deathとか、OFFSPRINGとか、もうみんな同時に来て1日で全部観れたらいいのに。


そのなかでも一番「お!」と思ったのが

buck-o-nine来日。

今までも来日していたんでしょうが、全くアンテナを張っていなかった。
でも好きなんです!好きなんですよ!

高校生だった頃に友人に借りて以来、中古で当時発売されていたCDは全て中古で買い揃えた。

skaで1番にback-o-nineを挙げる奴はいない。
Less than jake、Real big fish、Mad caddies、Voodoo glow skulls等々、まぁ好きですけど、僕にはback-o-nineが1番で。
もちろんoperation ivyは別格ですけど。

それが来日なんて、珍しくライブに行こうかと検討中です。


久しぶりに火がついて、back-o-nineを検索してみたんですけど、ちょっと驚きました。

Twitterとか見てると、対バンの名前とかおすすめで表示される名前とか、軒並み知ってるんですよ。

決して詳しくない、全然追ってもいない僕が、軒並み知ってるんですよ。




fat wreck cordsのオムニバス
SHORT MUSIC FOR SHORT PEOPLE
高校時代に出会い、友達の間で話題になった。
30秒の曲縛り、101バンドのオムニバス。
通常CDプレーヤーは曲数が2桁までしか表示されないので、100曲目も101曲目も99曲目から聴かないと聞けないやつ。
ハイスタのasian prideが入ってるやつ。
でもspreadの、曲名絶対go for itだろ!って曲もすげーかっこいいやつ。
みんなこのオムニバスのために30秒の曲作っているのに、circle jerksは元から曲が短くてアルバムの曲そのまま入れてるやつ。
他にも色々あるんだろうけど、全然全曲きちんと聴く気しないやつ。

このオムニバスとか、punk-o-ramaとか、その辺で見た名前ばっかりなんですよ。


調べるとSHORT MUSIC FOR SHORT PEOPLE発売が1999年だそうなので、そこから20年。
あの頃のバンドのほとんどが今も現役バリバリで活動しているって事なんですよ。

彼らがアメリカでどれくらいの知名度で、フルタイムのバンドマンなのかパートタイムのバンドマンなのか知りませんけど。

メンバーチェンジやら休止期間やら解散やら再結成やらあったかも知れませんけど、
みんな20年続けている。


単純に凄い。


時代?
バンドやる人ってどんどん減ってるなんて言われてて。
やっぱり多感な時期に良いバンドがたくさんいたんだなと。


そう考えたら日本だってそうなんですけどね。

最近は再結成も多くて、90年代パンクバンドが今でも観られる。
日本に関しては良く分かるが、そのほとんどがパートタイムのバンドだ。
ハイスタとブラフマンくらい?
ヒダカトオルとか、TAGAMIXとか、個人的に音楽で食えてそうな人もいるけど。
KEMURIも食えてそうかな?

ほんとに一握り。

みんな未だに熱狂的なファンがいて、生活に多少の負荷を掛けてまでも続けている。

それがどれだけ素晴らしいことか。

僕のように1度離れても、「まだ続けていたのか!」と当時の気持ちを甦らせてくれる。

僕らがどこで何をしていようと、そこにまだ居てくれているということの素晴らしさ。


ここに音楽に興味を持つ事、バンドを続けることの醍醐味を見たように思う。