差別の話

昔、職場で女子サッカー日本代表の話をしていたとき。
その場にいた渡辺という名前の女の子、普段は「ナベ」と呼んでいたので、「なべしこ」って呼んだんですよ。

「下ネタやめて下さい」



いやいやいや、ただ「なでしこ」→「なべしこ」ってだけの話よ?

「なべしこ」が下ネタに聞こえてるって、ナベが一番
エロくない?



「差別」って言葉を使う事が嫌い。
使ってる奴の方が差別を強く意識しているから。

「差別になら無いようにしなきゃ」
って、差別してるから思うんじゃないかな。

「差別」って言葉があるから、いつか子供に差別の存在を教えなくちゃいけない。


言葉自体、無くなればいいのに。




小学校1年生のとき、初めて買ってもらった自転車が盗まれた。

母と交番に行くと、お巡りさんに県営住宅を探してみるように言われた。
その足で母と県営住宅を一回りし、意外とあっけなく自転車を見つけた。

今思えば、お巡りさんが探してくれよなんだけど。


これは差別だったんだろうか。


県営住宅には低所得者が住み、どーせ自転車を盗むようなガキは県営住宅のガキだ。
と思って言ったのか。

統計として県営住宅に住む人間の犯罪率が高ければ、県営住宅から疑うのは間違っては無いと思う。

実際に僕の自転車は県営住宅に乗り捨てられていたんだから。



僕はアメリカに住んでいないから、黒人の警察官も役者もミュージシャンも政治家も大統領も活躍しているアメリカに、どれくらいの差別があるのかは知らない。

すぐに差別を原因に結びつける事は、問題を解決から遠ざける。


なぜ警察官が黒人を厳しく取り締まるのか。

差別なんだろうか。

黒人の犯罪率が高いからなのか。


ではなぜ黒人の犯罪率が高いのか。

ここが焦点であるべきだ。


黒人は、ここを解決しないことにはいつまでも現状を抜け出せない。

そして社会とは、その手助けをしてあげるもので無くてはいけない。

自粛の影響はでかい。

自粛で客が来ないロッジが一発逆転、休校中の小学生を預かって、スキー教えて宿題させてなんとか食いつないでるって。

母親も、毎日子供といてつらいって。


見ていて苦しい。


自分の子供だぜ。


共働きしないと生活できない日本経済に悪態ついて、育休を取らせろと訴えて、いざ子供と毎日過ごせるとなったら辛いから雪山に送る。

このロッジだって、結構グレーだろ。
無許可で学童やってるようなもんじゃんね。



日本は全然検査を実施しないって。
感染者を少なくしてオリンピックをするためだって。

全員検査してたら病院は対処しきれなくて崩壊するって。


ほんとか嘘か分からねぇ。
何を信じればいいんだよ。





自粛の影響はでかい。

つぶれる会社もリストラされる人も山ほど出るだろう。

休校自粛に効果があるかわからない。


でもね、死ぬよりマシだと俺は思うよ。


自分の店で、自分が主催したイベントで、
感染者が出て死んじゃったら立ち直れるの?


自粛で経済的に死ぬ人、感染者死者を出して社会的に死ぬ人、感染して死ぬ人。


俺にはもうわからない。


感染しない、感染させない。

これしか出来ることがない。

アベシンゾウ

うまい例えが浮かばないけど。




野菜を食べたくない。


できればカップ麺とか、お菓子ばっかり食べていたい。


でもバランスよく栄養をとらないと、病気になっちゃう。

だから野菜も食べる。


嫌だけど、従う。

納得はできるから。

嫌だけど、従う。





戦争が起きている。


石油なんかじゃなくて、
ちゃんと納得できるなら認める。

嫌だけど、認める。

納得できるならね。








世界が大変なときなんだから、野党は無駄な妨げを止めて協力しろと言う人が案外いる。



納得できるなら、嫌でも従う。


100点の対策ではなくても、
40点の対策だったとしても、
今考え得る最高の手段であるならば、従う。


だから、きっちり説明してくれよ。

ほんとに野党が悪いのかよ。


初めて直面する危機だし、根拠とか、対策とか、難しいよ。

でもね、然るべき会議や手続きを経て、100点の対策ではないかもしれないけど考えがあって、学校を休校させてくれって。きちんと話してくれたのかよ。

国民の理解無視どころじゃない、むしろ煽ってる。

なのにどーせ当選する。


問題を問題でごまかして、視点論点をそらして、
すっかりだまされて、どーせ投票する。


ここで学ばなければ、ほんとにバカだぜ。

CAR10 Best Space

一般的にはいるんでしょうけど。
My Hair is Badとか?キングヌー?オフィシャル髭男dism?
聴いたことないけど。

WANIMAさんとかに始まるんでしょうか。


そんな人たちはさておいて。


僕にとっての第7世代



下の世代にバンドがいなくはなかったんですが、
まだ形になっていなかった。


ライブに足を運ぶことが無くなったので、今はもっといるのかもしれませんが、

僕の聴くようなバンドのなかで、第7世代として浮かぶのはMILK とCAR10だけだ。

初めて観たときからこの2バンドは抜けてた。

これからが楽しみだと、僕が勝手にしていた期待とは両バンドとも違う方向に行ってしまったけど。

興味をなくし出した頃にぼくは音楽自体から遠のいた。



そして2019年の年末
なんとなくユニオンで手にしたCAR10

Best Space
2016年発売。

最新作じゃないんですけどね
しかも3枚500円コーナーで買うってゆーね。



改めて、興味ないバンドになっていた。


初めて見た頃は英語の歌詞で、そこそこ速くて荒々しくて、ボーカルが音痴で声がこもっていて、ドラムがすげー上手くて、ギターが見た目と音楽性にギャップがあった。

ボロい音楽が好きそうで、がちゃがちゃとした音を鳴らしていた。
歌詞は1曲も読んだことがなかったが、読む必要もないと思っていた。どーせろくなことを歌っていないし、ろくなことを歌えるところまでまだ到達していなかった。
「ろくな歌詞を書けないなりに書いた歌詞」の面白さもないだろうと思った。

大変失礼な事を言っているが、前述した通りものすごく期待はしていた。

snuffy smileからリリースと聞いたときはそっちに行かないでくれと思ったが、
その後のkilikiliからのリリースされ、彼らが評価されているのであれば、僕の見立てが間違っていたのだろう。






ギターの見た目と音楽性には相変わらずギャップがあった。むしろ増している。
無地のTシャツに革ジャン、顔は幼く、曲はパンクやロックではなく、音もクリーン。
微笑ましくて、つい嬉しくなってしまった。


ドラムは上手さを出す場面が無かった。
ライブを観ればきっとまだ上手いんだろうけど、ドラムに技術を求めない音楽になっていた。
ライブ中、目が離せないほど魅力あるドラムだっただけに、これはシンプルに勿体ない。


ボーカルは、音源では声がこもっているようには聴こえなかった。録音の技術なのか、発声で克服したのだろうか。

音痴。まだ音痴だ。
ただ曲が遅くなったお陰で、音程を当てに行きやすくなった。ビブラートとか、しゃくりみたいな技術として誤魔化せている。
でもこれらはライブだとバレそうだ。


曲。
色々な音楽を聴いているのだろうけど、昔のJ-POP感が強いと感じた。加山雄三や、なんとなく大瀧詠一を思わせる。

空間系エフェクト、DASHBOARDの2ndを聴いたときには発明だと思った。
空白を意識させる効果。
音自体は少ないのに、そこに立体を感じる独特な厚み。
こーゆー使い方をするんだと思った。

CAR10にはそこまでの効果は感じられなかった。
なぜこの音に行き着いたのか、インタビューでも探せばどこかで話しているのだろうか。
ちょっと意図がわからない。

曲の中で凹凸は少なく、AメロBメロサビのような構成を取っている曲もあるが、取ってないような物だった。


歌詞。

日本語詞の曲はダラダラ。
英語詞の曲は歯切れ。
コントラストにはなっているが、1曲1曲ではなくCDとしての完成度が上げるためにはもう少しメリハリが欲しい。

指事語が多い。

文章と違い、歌詞にできる言葉には制限がある。
いかに文字数に言葉を当て込むかが見せ場だと思う。

「言葉にしないくらい それくらいがちょうどいいみたい」

aiで韻を踏んでいるのだろうか、この曲調の歌に韻がどれくらい効果的なのかは分からないが。
「言葉にしないくらいがちょうどいい」
をわざわざ長くして当て込むのは、特に効果も感じられず、ただの文字数合わせでしかない。

ほかにも「そんな」「こんな」「そう思う」
あと不自然な語尾「なのさ」
文字数の無駄遣いで、なにか特別な効果があるとは感じなかった。





酷評である。

酷評しているのだが、こんなはずはないとも思う。

当時彼らに抱いていた期待と、今彼らが受けている評価。

シングルでは表せなかった何かがアルバムにはあるんじゃないか。

あってくれと願う気持ちもある。



またユニオンで中古を見つけたら聴きたいが。
アルバムもいまいちだったらやだな。

第7世代の話

最近よく耳にする、お笑い第7世代という言葉。


実際にダウンタウンとんねるずウッチャンナンチャン等を指すお笑い第3世代という言葉はあって、そこから派生した言葉だ。

霜降り明星せいやが、ミキやゆりやん等の同世代の活躍が目立ち始め、ハナコキングオブコントで優勝し、自分達もM-1優勝を果たした時にラジオで
「俺達の世代が、例えば第7世代みたいに言われて、一緒に番組が持てる時代が来るかも」
と発した言葉がここまで大きくなるなんて、世間がうすうす感じていた現象に、バチっとくる名前を付けてくれたんだと思う。


適当に第7と言っただけだと言っていたが、
オンエアバトルが第4、エンタが第5、レッドカーペットが第6と考えると案外妥当な数字かもしれない。




バンドに当てはめたとき、
あくまで「僕の知っている狭い領域」でのバンドに当てはめたとき、


ダウンタウン等に当たるのはやはりハイスタだ。
エアジャム世代と言われるバンドが第3世代に相当するだろう。
一般的にはGLAYとか、ラルクとかがバンドでは流行っていただろうか。イエモンとかスピッツとか?がここに入るのだろうか。


それより過去には詳しくないので適当に言うが、
グループサウンズ?みたいなのが第1世代
ブルーハーツ等のバンドブームが第2世代
なのだろうか。
いや、RCとかが第1世代か?


ゴイステ・ガガガ・スタンスパンクス等の青春パンクが第4世代
シャカラビッツ等リミテッドレコードのバンドも同時期と思うと、第3世代をきっかけに凄く盛り上がった世代かも知れない。

僕は第3世代から第4世代に切り替わる頃にバンドに興味を持ち始めたことになる。


ハワイアン6からは第5とするか。
レイザーズエッジとかPIZZA OF DEATHの活躍が目立ったのが第5世代。
10-FEETはここに入るだろうか。


そして第6世代は、完全に僕。
ハイスタ辺りからバンドに興味を持ち始めた世代だ。

西荻が終わる頃にはWiennersSeventeen Againや。

八王子にはMugwumpsがいて

あまり名前を挙げると簡単に特定されるくらいコアな世代で。

有名になったのはBIG MAMAやTotal Fatってくらいでしょうか。一応RADWIMPSだって同世代。




そしてここで、

第6世代でバンドブームは終わった。


アイドルブームが来て、CDの時代が終わって、フリースタイルブームが来て。

下の世代が出てこないとずっと思っていた。


バンドの時代は終わってしまった。





そこにようやく出てきた第7世代



それがCAR10だ。




続く

5/28 新宿ACB BUCK-O-NINE来日に行って

開演5分前に到着。

ACBのビルの入り口から人の列が出ている。
なんだよ、結局混んでんのかよ。
近付いてみると、別に並んでいる訳ではない。ライブハウスならどこでもある、その日の企画名・出演者が書かれた黒板の写真を撮る列。
ツイッターなの?インスタなの?検索したらこの黒板の写真何枚出てくるんだろう。

受付を済ませ、中に入る。
あぁ、こんなとこだったな。懐かしくは無いけど、来てみるとここで何のライブを観たか思い出す。

早速、buck-o-nineのトランペット奏者がフロアでお客さんと話している。
このあとも終始、取っ替え引っ替えお客さんと話す。
これだけキャリアがあって、国境を越え年齢性別を越えてキャッチーな人間に自分もなれたら。



FREEKICKのTシャツが割りと多い。
未だにある程度集客力があるんだなと。


ステージ中央最前列に、こなれた感じの数人が酒をくらっている。
あぁ、いるよね。いるいる。


金がない。出来ればコンビニで発泡酒を買って持ち込みたい。でも入場の際に1ドリンクは買わなくてはいけない。このドリンクチケットをいつ使うのか。2杯3杯と買えるわけではないので、早くても後半喉が乾くし、遅くても楽しみに欠ける。
このドリンクチケットの葛藤を全く無視した人種。

スタート前からガバガバ飲む。
別に誘い合ってもないけど、いつもライブハウスで会うんです。みたいな男女が、酒を奢り合い、「一口くれよ」し合い、スマホで写真を撮り合い、無駄にスキンシップが多く、でも「異性として意識してない」みたいな顔をする。いざライブが始まると安全圏で腕を組んでライブを観、たまにモッシュに混ざる仲間を「あいつ、バカやってるよ」的な感じで手を叩いて指を指して笑う。

この先目にするであろう光景がすでに浮かぶ。

あぁ、どこにでもいるのか。





FREE KICK

おじさんになった。
もれなくおじさん。
バンドの雰囲気に反して、曲は長く、スピードもそこそこ。裏から透けて見えるセットリストは6曲。
こーゆーバンドだったんだ。
20分あれば12曲位はできるキレキレバンドだと思っていた。
フロア中央にはスペースに余裕があって、中盤からそれに気付いたトランペットのメンバーが、腕を組んで観ている人達をターゲットにライブをし始めたが、まだ重たかった。

最後の曲の前にギターボーカルがMC。
これは届くところに届くMCだった。
このMCを早めに入れていれば違ったかもしれないし、あのタイミングだったから良かったのかもしれないし。



GOOD 4 NOTHING

こーゆーバンドだったんだ。
4人じゃなかったっけ?と思っていると、1人辞めたとギターボーカルのMC。

メンバーが辞めて、ベースのメンバーが40歳にしてベースボーカルを始めた。
かっこいいよな。
何かを始めるのに歳なんて関係ないよな。

ありきたりな言葉だけど、なんだか感じるものがあった。

ドラムの体が大きすぎて、スティックが短く見えた。
すごく遠慮して、セーブして叩いているように見えたが、全力を出すとギターベースを平気でかき消すどころか、スネアを真っ二つにするほどの力がありそうだった。




最初に懸念していた光景を案の定目の当たりにし、途中何度か外に出ながら、やっとこたどり着いたbuck-o-nine。

22時前。

いやいやいや、終電がちらついてきてる。




buck-o-nine

圧倒的に華があった。

トランペットのメンバーはやはりガンガン心を掴んでいく。ウェルカム感が溢れ出ていた。
buck-o-nineを知らない人でも楽しませる包容力があった。



観れて良かった。
本当に観れたことは良かった。




でもやはり、ライブハウスは特異な空間で、居心地の悪い場所だった。


ライブって観に行くもんじゃないな。

5/28 新宿ACB BUCK-O-NINE来日に行くまで

色々と考える日だった。


やっぱり、ライブは観るものではない、やるものだ。

行くんじゃなかったが若干勝つかも知れないかな。




仕事のシフトが出て、休めなかったので1度諦めた。
急な予定でシフトを代わって欲しいと頼まれ、28日が休みになった。

行ったって楽しめるとは限らないと分かっていたが、それでもbuck-o-nine観てみたかった。物販を買える最初で最後のチャンスであると。行かなくても後悔はしないが、行けば何かあるのではないかと。

妻に負担をかけるが、ライブに行きたいとお願いした。
快く送り出してもらえた。



まず、新宿ACB。

あまり行きたくないライブハウスの上位だ。

こわい人の出入りが特別多い訳ではないが、少なくもない。タトゥーだらけの硬派なエモバンドが多いイメージで、好きなジャンルでは無いのでなんだか行きづらい。

昔はFUCK YOU HEROESのドラムの方がエンジニアをされてた。今も働いているのだろうか。



対バン。

LEFT ALONE
buck-o-nineと一緒に来日する、HELL CATのバンドらしい。聴いたことが無いし、あんまり予習する気にもならない。そもそも洋楽は得意ではないのだ。

GOOD 4 NOTHING
まだやってたのか。
1曲も聴いたことが無い。easy gripとセットのイメージ。でもよく名前を見ていた高校時代から10年以上も活動を続けていることはすばらしい。
1度観てみてもいいと思った。

CHINA WIFE MOTORS
ちょこっと予習したところ、良くアメリカツアーに行っていて、それでbuck-o-nineと面識があり、ツアーサポートすることになったらしい。
音楽性がまるで違うのに、こんな事もあるんだなと。


あまり対バンに興味は無いが、でも4バンドなら持ち時間も長く、ゆったり観れて早く帰れる。
思い切って予約した。



buck-o-nineは25日には大阪でGOOD 4 NOTHINGのフェスに出ているらしい。

どんな物販を持って来ているのか知りたくて、色々と検索するが物販を買ったなどの情報を誰もあげていない。

その代わりに得られた情報は、28日に2バンド増えたとのこと。

あー、あんまりチケット売れなかったのかよ、と。
2バンド増えたら長丁場になるわ、客増えるわ結構面倒だわ、と。



FREEKICK
何度かFREEKICKが出るライブに居合わせたが、1度もちゃんと観たことがない。

あの頃、UNITED SKATESがあれよあれよと日比谷の野音。SKA PUNK界隈に火が付いたと思ったが、今思えば小さな火だったのかも知れないな。
UNITED SKATESのメンバーが主催したコンピは買わなかったし聴かなかったけど、あれに入っていたバンドは今何しているんだろうか。
もう名前を聴かなくなったバンドばかりの中で、言っちゃ悪いけど決して恵まれていない環境の北海道で、ずっと続けているFREEKICK。
今彼らを観て、ぼくは何を感じるのか。
少しだが興味があった。

でもメンツを観ると、おそらく出番は1番。
buck-o-nineに間に合うように行けばいいと思っていたけど、最初に行かなくてはいけない。



QUICK DEAD
全く知らない。
どうもFREEKICKと同じレーベルらしい。
SKAバンドなんだろうか、やはり予習する気にはならない。

平日6バンドの長丁場、新宿。

腰がぐっと重くなった。